口腔外科

口腔外科について

口腔外科では、インプラントをはじめ親知らずや埋伏歯の抜歯手術・顎関節症治療・お口の中の外科処置を専門に行います。しかし、外科だけを扱う科では決してありません。顎・口腔には多種多様な病気が起こります。顎骨炎・骨髄炎・口内炎(難治性も含む)・神経痛・癌(歯肉癌・舌癌)など、列挙すればきりがないほどです。

口腔外科という診療科は、このように顎・口腔に起こる様々な病気の診断を下し、治療をする科でもあります。また、心臓病・糖尿病などの全身疾患をかかえられた患者様の歯科治療を安全に行う役割も担っています。
院長は10年以上大学で口腔外科を専攻してきた「口腔外科専門医」ですので、顎・口腔に関する悩みごとは何でも気軽にご相談ください。

口腔外科学会認定
『口腔外科専門医』とは

口腔外科学会認定「口腔外科専門医」とは厚生労働省が認可した専門資格です。
下記の条件を満たした歯科医師が専門医となれます。

  • ・100例以上(うち40例以上は中難易度以上)の手術経験の実績
  • ・口腔外科入院患者の管理
  • ・全身疾患もある患者の口腔外科治療の管理
  • ・全身麻酔・救命救急センターでの実務経験
  • ・学会で演者としての発表・学術論文の著者であること

上記の全てを満たした者

筆記試験・口頭試験

パスした者

実地試験(審査員の前で実際の手術で審査試験)

合格した歯科医師

「口腔外科専門医」として認定

インプラント手術は骨吸収が著しい場合、きわめて治療難易度が高くなり、治療が受けられるかどうかは術者のスキルに大きく依存しています。
また、口腔外科専門医の役割はインプラントに限ったことではなく、睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療・口腔粘膜疾患・裂傷や歯の外傷・顎関節症などの特殊疾患について、他院からの紹介やセカンドオピニオンとして患者様が当院を訪れております。

患者様に最善の治療を受けていただけるよう、
専門医として知識と技術を患者様に還元し、皆様の健康に寄与します。

口腔外科専門医だからこそ
わかる、ここだけの話

院長の森下寛史です。当院も高石市で開業して40年以上経ちますが、私が口腔外科専門医をしていて患者様に喜ばれていることをまとめました。

① 大学病院へ紹介される親知らずの抜歯など、当院で対応可能

他の歯科医院で処置が難しい親知らずの抜歯などは普通、大学病院や市中病院へ紹介されます。しかし、病院へ行く時間がないなどの理由で、結局はいかないことが多々あります。このような患者様が当院で抜歯されることで喜ばれております。
※極端に難易度が高い親知らず、たとえば神経・血管に近い症例は大学病院へ紹介することもありますので、まずはご相談ください

② インプラントなどの相談

他の歯科医院で失った歯の詰め物の処置でインプラントをすすめられる場合があります。本当にインプラントが一番いい選択なのか迷われる患者様もおられます。このような患者様がセカンドオピニオン(他院での治療相談)として当院を利用され、喜ばれております。

③ 矯正治療で必要な外科処置が、当院で対応可能

当院でも矯正治療をしておりますが、その際でも大学病院や他院に紹介することなく、当院で過剰歯(余分な歯)・開窓などの処置ができるため、患者様に喜ばれております。

④ 顎関節症や睡眠時無呼吸症候群に対する処置を専門的に診察

顎関節症や睡眠時無呼吸症候群の治療は専門的な知識が必要です。本来なら大学病院に紹介される患者様でも、当院で治療を受け、喜ばれております。

⑤ 歯の処置に対して怖がりな患者様に鎮静処置が可能

歯の治療は怖いという印象がまだまだあります。そんな患者様にリラックスして治療を受けていただくために、笑気麻酔あるいは静脈麻酔をつかう鎮静処置(少し眠い感じでリラックスして治療をうけていただきます)を併用して処置させていただきます。
※持病がある患者様によっては不可能な場合があります。まずはご相談ください

⑥ 全身疾患があっても安心して治療

特にご高齢の患者様に多いのですが、全身的な病気がある場合、歯科治療が普通にできないことがあります。その際、かかりつけのお医者様と連携し、安心して当院で治療をうけていただけます。

⑦ 訪問診療をスムーズに対応

市中病院で看護師・言語聴覚士・栄養士と連携して治療していたため、訪問診療での他院のスタッフとの連携がスムーズに行えます。
患者様に必要な情報など迅速に対応することが出来、患者様に喜ばれております。

顎関節症

お口が開きにくい・開口時に「コキン」と音がする・顎が痛くてお口が開かない・顎がだるい・などの症状は、顎関節症の可能性があります。
原因は様々で、噛み合わせの問題・親知らずの早期接触・顎の筋肉緊張・顎関節円盤のずれ・顎関節炎症・リウマチなど色々です。早めの治療をお勧めします。

院長の大学院生時代の研究テーマであった「顎関節症の遺伝子解析」は、口腔外科の道へのはじまりでした。
大学病院時代の知識と技術を患者様へ提供し、早期発見・早期治療に努めます。

病理組織学的検査

当院では、手術で摘出した腫瘍組織や粘膜病変をプレパラート作製し、顕微鏡検査を実施しています。
確定診断名には、この病理組織顕微鏡検査が絶対に必要です。安心して口腔外科処置を受けていただくためにも正確で確実な診断が重要です。
当院では大学病院レベルのシステムを導入し、より安全で安心な歯科治療をお約束します。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、高血圧症・糖尿病・心不全・脳梗塞など全身的な病気が原因とも言われております。
寝ている時に息が止まったり、いびきをかいたり、日中でも眠気を感じる方はご注意ください。
当院では加茂病院内科と連携を取り、診断後必要であれば口腔内装置を作製しております。